第28回学術総会(2023年)
会 長:中山 健夫
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授
会 期:2023年11月16日(木)~18日(土)
会 場:京都大学 百周年時計台記念館(〒606-8501 京都市左京区吉田本町)
テーマ: 薬剤疫学~これまで・今・これから~
開催形式: 現地参加および後日のオンデマンド配信
報告
第28回日本薬剤疫学会学術総会 実施報告書
2023年11月16日(木)から18日(土)までの3日間にわたり、第28回日本薬剤疫学会学術総会が開催されました。本学術総会では、データベース研究から周産期医療、リスク管理、患者市民参画、医療経済など幅広いテーマで最新の知見に基づく熱心な議論が行われました。またチュートリアル(203名参加)や教育講演では、各演者に薬剤疫学の入門者からエキスパートまで大変有用な知見を提供いただきました。参加者数は(招待者・参加費免除者含め)580名でした。
*以下敬称略。
特別講演 1件
- 「これからの薬剤疫学」 佐藤俊哉(京都大学)
教育講演 1件
- 「COVID-19 pandemic: double-edged sword in electronic health records research」 Angel Wong(UK LSHTM)
シンポジウム 5企画
- 1. 「実務担当者のための NDB の現状・課題・展望」
- 2. 「周産期薬物治療を取り巻く課題に対して薬剤疫学ができること・すべきこと」
- 3. 「リスク管理計画(RMP)と患者市民参画(PPI)をつなぐ:ヘルスリテラシー、コミュニケーションの視点から」
- 4. 「Outcome Definition Repository(ODR)の整備と活用を目指して」
- 5. 「医療経済学と薬剤疫学:協力して課題に向き合うために」
会長特別企画 2企画
- 1. 「医療データ人材育成拠点形成事業 ビジネス特化型インテンシブコース Kansai Union / Kyoto University Education Program for Digital Health Innovation directly on themes of business (KUEP-DHI dot.b)」
植嶋 大晃(京都大学) - 2. 「市販薬の安全性情報の普及・啓発」 平 憲二(京都大学/株式会社プラメドプラス)
拡充委員会企画 1企画
- 「HARPER – リアルワールドエビデンス研究の再現性向上に向けた調和プロトコルテンプレート」
大会長講演 1件
- 「薬剤疫学のこれまで・今・これから:リスクコミュニケーションの視点から」 中山健夫(京都大学)
口頭演題 6件
ポスター発表 35件
企業展示 12件
ランチョンセミナー 4件
- 1. 株式会社JMDC「Learning Health Systemの構築と実装」 福間 真悟(京都大学)
- 2. 株式会社ACCELStars「パーキンソン病診療支援デジタルツールを活用した診療データ解析への展望」 池中 建介(大阪大学)
- 3. DeSCヘルスケア株式会社「統合失調症患者における持効性抗精神病薬注射剤の有用性比較 -保険者ベースのDB 2種類を用いた研究の実例-」 岡田 佑輔(明治薬科大学)
「Risk of post-extraction bleeding with direct oral anticoagulant compared with warfarin: Retrospective cohort study using large scale claims data in Japan」について DeSCデータベースを用いた直接経口抗凝固薬とワーファリン内服者の抜歯後出血の比較」 大野 幸子(東京大学) - 4. IQVIAソリューションズ ジャパン合同会社 「Let’s chat about ChatGPT: de-mystifying large language models and their use in healthcare & pharmacoepidemiology」Kathryn Rough(IQVIA)
スイーツセミナー 1件
- BonBon株式会社 「AI時代の薬剤疫学:情報の質・オーサーシップを考える」井出 和希(大阪大学)
チュートリアルセッション 2企画
- 1. 「薬剤疫学の基礎」
- 2. 「薬剤疫学研究における因果推論」
【事務局】
第28回日本薬剤疫学会学術総会
和歌山県立医科大学 薬学部 社会・薬局薬学 岡田 浩(事務局長)、鈴木 渉太(副事務局長)
【運営事務局】
Y Web System